例えばメタグロス、カバルドン、マフォクシー。この環境には、解決されるべき課題がたくさんあります。それらをメガスターミーの力で消し去ります。
いらっしゃいませ。本日もようこそお越しくださいました。本日皆様にご提案するのは、シングルバトルにて、特性「ちからもち」により圧倒的な破壊力を誇る「メガスターミー」のすすめでございます。
バトルチーム
本日のバトルチームはこちらです。壁構築の器にスターミーという食材を添えたことで生まれた、美しい相乗効果。どうぞお土産にお持ち帰りください。

コンセプト
ご存じの通り、メガスターミーは特性「ちからもち」を持つ物理アタッカーです。その火力はすさまじく、メガスターミーの放つ「アクアブレイク」から、先制の「アクアジェット」という美しい連鎖の前に、あのガブリアスすら受け切ることは叶わず、盤面から退場することになります。
多くのポケモンにとって、メガスターミーの猛攻を耐え切ることは、不可能と言っても過言ではありません。
データによって示された、「積まずに戦うアタッカー」としての評価。そして実に72%ものプレイヤーが、「クイックターン」を仕込んだサイクル型を支持しているという事実。データが弾き出したその答えは、「壁構築」におけるアタッカーの機能要求と完全に一致するのです。
壁を展開して受けるダメージを抑え、逆説的に圧倒的な攻めを実現する「壁構築」。守りに関する不安を取り除くからこそ、思い切った攻めの戦略を、どこまでも大胆に展開できるのです。
基本選出・ゲームプラン
スターミープラン
- 先発:オーロンゲ
- メガ枠:メガスターミー
- 補完:マスカーニャ or ブリジュラス
オーロンゲで「リフレクター」「ひかりのかべ」を展開した後、「すてゼリフ」でスターミーを安全に着地させ、「アクアブレイク」の連打で制圧。あるいは、「クイックターン」と「とんぼがえり」で攻撃しながら有利な対面を維持しながら戦います。
ライチュウプラン
- 先発:オーロンゲ
- メガ枠:メガライチュウ
- 補完:アシレーヌ or ブリジュラス
スターミーが苦手なブリジュラスなどを相手する場合の布陣。特殊アタッカーを2体並べることで、ブリジュラスをけん制します。あるいは、マスカーニャを意識したブリジュラス選出も多かった印象です。
オーロンゲ抜き
- メガ枠:メガスターミー
- 補完:マスカーニャ
- 補完:ブリジュラス
対ミミッキュなど、オーロンゲが弱点を突かれる場合の布陣。メガライチュウは壁なしでは耐久値に不安があるため、お留守番になることが多かった印象。
本日の主役
メガスターミー

| 能力ポイント | 実数値 | |
|---|---|---|
| HP | 2 | 137 |
| こうげき | 32 | 127(152×2=304) |
| ぼうぎょ | 0 | 105(125) |
| とくこう↓ | 0 | 108(135) |
| とくぼう | 0 | 105(125) |
| すばやさ↑ | 32 | 183(189) |
※()内はメガシンカ時の数値
- 能力補正:ようき(とくこう↓すばやさ↑)
- 技:アクアブレイク/クイックターン/アクアジェット/アイススピナー
- 特性:しぜんかいふく→ちからもち
- 持ち物:スターミナイト
「ちいさくなる」型がわずかに存在するものの、基本的には「積まずに戦うアタッカー」として評価されています。主力となる「アクアブレイク」と先制技「アクアジェット」そして、水と相性のいい「アイススピナー」は、ほぼ確定と言ってよいでしょう。
残りの1枠については、72%のプレイヤーが、「クイックターン」を仕込んだサイクル型を支持しています。一方、打ち合いの攻撃範囲を重視して「しねんのずつき」を仕込むのも、有力な選択肢でございます。皆様のお好みの味付けはどちらでしょうか?
そして、最も重要なのが、「能力補正」の選択肢です。バトルデータによれば、火力重視の「いじっぱり」が45%、すばやさを伸ばす「ようき」が50%と、評価が綺麗に二分されております。非常に悩ましい選択ではございますが、当店では「ようき」をおすすめしております。
なぜスターミーなのか
メタグロス対策
シーズンM-4環境において最も選ばれたメガシンカポケモン、メタグロスとの一騎打ち。この鋼鉄の要塞に対して、スターミーは優位性を持ち合わせております。
メタグロスの主力となるエスパーや鋼は半減。サブウェポンとして広く採用される「じしん」も1発は確実に耐えます。スターミーが「ようき」であればすばやさでも上回っており、2発目の「じしん」を頂戴する前に、「アクアブレイク」2発で安全に料理することができるのです。
唯一の懸念は「かみなりパンチ」という隠し味の存在です。
バトルデータによれば、「かみなりパンチ」の採用率は21%、「いじっぱり」は45%でございます。これらの条件を満たしたうえで、63%の乱数を引かなければ倒されることはありません。すなわち、不安要素の発生確率は、「21%」と「45%」と「63%」を掛け合わせて、約6%と計算できます。
スターミーのメタグロスへの優位性は、ゆるぎないものと言えるでしょう。
火力を優先して「いじっぱり」を選択した場合の損失を計算してみましょう。
すばやさを下げると、メタグロス全体の35%を占める「ようきメタグロス」に上を取られます。この場合メタグロスの耐久は無振りですので、「アクアブレイク」と「アクアジェット」で42%の確率で落とせるものの、58%の確率で、返しの「じしん」で落とされることになります。すなわち、すばやさ不足が原因で負ける確率は「35%×58%=約20%」と計算されるのです。
一方で「ようき」を選択した場合は火力不足の懸念が生じます。HP32振りメタグロスに対して、「アクアブレイク」2発で倒せる確率は52%となります。H32振りメタグロスは、全体の1割程度と推計されます。よって、火力不足が原因による損失の大きさは、「5割弱×1割程度」=約5%と計算されます。
いずれの選択肢にも、リスクは存在します。しかしながら、より損失の少ない「ようき」のほうが、ここでは合理的な選択肢と言えるでしょう。
カバルドン対策
壁構築におけるひとつの課題はカバルドンでございます。こちらが壁を貼っている間、カバルドンの傍若無人な振る舞いを許すことになります。
この砂の重鎮に対して、スターミーは極めて優れた回答となるのです。
「あくび」を頂戴しても、「クイックターン」で眠りの誘惑を解除しながら手持ちへと退き、同時に確実な一撃を見舞うのです。
事前の下ごしらえとして「アクアブレイク」の負荷が入っていたならば、この「クイックターン」との美しい連鎖によって、カバルドンを確実に仕留める計算が立ちます。仮にぼうぎょ特化+「オボンのみ」を想定した場合でも、「アクアブレイク」+「クイックターン」で倒せる確率は実に99%です。
さらにスターミーは、必要とあらば、「ステルスロック」を「アイススピナー」で解除する機能も兼ね備えているのです。
マフォクシー対策
もはや説明の必要すらございません。ようき「アクアジェット」で確定1発。何もさせることなく、ただ退場していただくのみとなります。
秘伝・つくりおき構築術
壁を展開して受けるダメージを抑え、逆説的に圧倒的な攻めを実現する「壁構築」。そしてこの構築を支えるのが、オーロンゲをはじめとする、「つくりおきポケモン」たちでございます。
つくりおきポケモンの詳細を確認したいとお望みでしたら、ぜひリンク先の記事も合わせて検品なさってください。

オーロンゲ

- 役割:壁貼りサポート
- 持ち物:ひかりのねんど
盤面を整え、スターミーが安全に戦うための舞台を用意する、いわば下ごしらえのスペシャリスト。「壁貼り要員」でございます。
特性「いたずらごころ」により先制で壁を張り、「すてゼリフ」で優雅に退場できる。ダメージ軽減率の高さや、対面操作の技法を持つ点が、キュウコンとの差別化のポイントでございます。
隠し味
ポケモン対戦とは、常に危険を予測して、最もリスクの低い最善の行動をとり続けるゲームでもあります。ここからは、メガスターミーを運用する上で避けては通れない、二つの重大な危険因子の検品を行ってまいりましょう。
対マスカーニャ
まず一つ目はマスカーニャ。
すばやさ種族値で負けており、『トリックフラワー』を食らえばひとたまりもありません。「ブリジュラス」を下ごしらえしておけば、比較的安全に対処できる点は大きな安心材料でございます。
対ブリジュラス
二つ目の危険因子は、ブリジュラスでございます。
スターミーからの最高打点は「アイススピナー」となりますが、倒すまでに少なくとも4回の攻撃を要する計算となります。「10まんボルト」でこちらが先に沈むのは確実です。コーラを飲んだらゲップが出るぐらい確実です。
ライチュウやアシレーヌでリスクを軽減する味付けを施しておりますが、ブリジュラスに対する完璧な回答は未だに見出せていないのが現状でございます。
関連動画
この構築が実際の盤面でいかに機能するのか。その「体験」の続きは、ぜひメインディッシュである動画にてお楽しみください。

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